戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2022年08月12日 金曜日 気にする数

人は数を気にする。
しかも、大きいほど安心する傾向にある。
たとえば、
テストの点数
視聴率
再生回数
いいねの数
フォロワー数
小さいほどいいのは、
成績順位
競技の順位


成績に順位をつけるのはおかしい、公表するのはおかしい。
あの番組は、視聴率を気にしすぎて構成されて面白くない。


そんなことを言われ続けているなか、
Youtuberやインフルエンサーは、数の自慢をこぞってしている。
滑稽にしか見えない。


いつの世の中でも、人は数の論理で、パワーを発揮し続けている。


ヒットラーもそうだった。
無名のヒットラーは、巧みな宣伝効果で、国民全体の思考をヒットラーに向けたのは有名な話である。
今、日本では、国葬について議論や反対行動が出ている。
それは、義務や強制で弔意を表すのはおかしいということ。


ヒトという動物は、全体の意見が右に向けば、大多数が右に向く。
左に向けば、いままでの歴史をみてもわかる通り、白い眼でみられる。
あの2チャンネルの人も公言している。数の力だと。


だから、
ヒトという動物は、


真実を隠し、現実だけをみつめ、藁をもつかみながら前進するのである。


77年前の戦争はそのいい例である。
その戦争を知っている世代は、年々少なくなってきている。


ロシアの第一チャンネルで戦争反対を訴えたプラカードを生放送で流した彼女は
拘束されてしまった。表現の自由がないのはもとより、口から出すことは、すべて間違っていたとしても、ロシアに賛同する意見のみ。答えは、すでに決まっているのである。
中国も同じことである。


数の論理というのは、そういうものだ。
だから、私は数学が専門で歴史を教えてきたが、いつも思う。


数の論理は危険だ。


そして、


便利で論理的でとってもいいんだけど、排他的論理は実生活では使わないこと。


私は、常に主張してきた。
だから、
私は、いつも、影響力のないインフルエンサーでありたいと思っている。

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