戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

2018年05月27日 日曜日 ゼネスト…

みんなの歩調が合わず
ゼネストができなかったブラジルの労働組合たち。
ルーラは牢屋に行き
みんなの憤りは大型トラックを止めることに向かった。
そして、物流がとまり、すべて在庫で賄っているブラジル社会。
Petrobrasも72時間のストライキに突入。
一般企業は、止まらざるを得ないだろう。
公共機関はかろうじて、ガソリンを確保して何日間は機能する。
道路は、もう、だいぶ車が走らなくなった。
あの息の根を止めるという状態だ。


ここで問題になるのは…


働くことを第一義にしている人たちがどれだけいるかということだ。
ストライキをする権利は、労働者側のだれしも持っている。
だれも否定はしない。


団結権
団体交渉権…


いろいろな権利があるが、この権利を行使して
その戦いに勝利した後…
待ち受けているものは、


国民の穴埋め作業…


そう、この戦いの間にでた損益は、
すべて、今後の国民の働いたお金で賄われることになる。


ブラジルには、国営企業がないし、たとえあったにしても赤字経営だ。
かつて、ジウマが深海に潜む原油を売って大儲けし世界一の大国になると豪語していた。
その話はいつの間にか、頓挫している。
もし、頓挫していなかったら、いま、こうやって、物流を止める必要はない。


政治家の度重なる横領。
そんなのは、どの国にもあることだ。


問題なのは、政策や横領について、ただそうとしても
基本的にみんながしてしまうのなら、
こういう戦いをしたところで、意味がない。


一部では、大型トラックの運転手が革命を起こしている
すばらしい…


と動画を流している。


馬鹿な話だと思う。


いままでの問題を大きくすれば、それだけ、国民が埋める穴が大きくなる。
そのことがわからないのだろうか。


政治家がその穴を埋めるわけがない。
いままで、どんなあくどい政治家でも、この穴を埋めた政治家なんていない。
いたら、教えてほしい。


だから、私は思う。


ルーラが大統領にはじめて当選したとき、ブラジルは二分した。
こうなったとき、ブラジルの歴史は、いつも、内戦状態になる。


北と南に分かれ、内戦が起き、大変な世の中になるだろう。


一部の国際空港も発着を見合わせている航空会社がある。
小さな問題が大きな問題に発展し、
今後、ブラジルは国際社会のなかで信用のできない国として
アフリカ諸国よりも低いランクになるかもしれない。


政情不安になれば、かならず、外国の投資家が減る。
外国の投資が減れば、国内産業が発達しずらくなる。
内需の拡大はほとんど見込めず
ブラジルの経済成長はますます期待できなくなる。


しかも、今年はサッカーのワールドカップの年。
大統領選の年。


こういったストライキを実施しても悪循環を加速するだけで
その結果
大きくあけてしまった穴を国民が血ナマコになって、埋めることになる。


もっと、別な手段で解決の糸口をつかまなかったら
この国の希望はいつまでも、絶望のままだろう。


残念でならないと私は思い、つづった。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。