戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2018年05月26日 土曜日 ブラジル社会…

ゼネストができないブラジルは物流をとめ
最悪の事態を招くロックアウトの戦法にでた。
なにをやっても、そのつけは国民が払うのに…
なぜ、ブラジルの原油はヨーロッパに売られ、
その利益で中東のように所得税を帳消しにしたりすることができなのだ。
あれだけ、ジウマは豪語していたのに。
早く、原油王国ブラジルを作ればいいのに。
そんなこともできないとわかっているのに喧伝するPT。
一応、運送業界のストとなっているのだが、
今回の一連の騒動も、きっとPTが発起人だろう。


これだけの経済混乱を招かせ、
社会を変えようとしたって
結局
混沌とした社会だけが残り、
勝ち取ったと思ったその果実は
ブラジル国民がその穴を埋めるだけになる。


どんなに教育に力を入れても
まだまだ、そこまで、理解できない国民の土壌では
いつまでも
混沌とした世界を
最悪の治安のなか暮らすしかないのである。


JICAのベレン組は、治安の悪化を理由にサンパウロに避難している。
その人たちがこのような事態に遭遇するということは、


弱り目に祟り目


可哀想としか言いようがない。
日本の外務省では、現在のブラジルの状況をどのように受け止めているのだろうか。


1 ガソリン価格の高騰に伴い、大型車両運転手のストライキが行われており、高速道路のみならず、幹線道路においてトラックや大型バンの抗議車列が集結し、道路を占拠している他、公共交通機関も麻痺しております。


2 上記を受け、サンパウロ市は「非常事態宣言」を発令し、事態の収束に努める旨発言しておりますが、具体的なポジティブアクションはなく、収束の目処は立っておりません(事態が収束するまで休日とする可能性がある由)。


3 ついては、しばらくの間物流がストップし、スーパー等で一時的な品不足や価格高騰となる可能性があります。また、ストライキ隊等が一部暴徒化する可能性がありますので、不要な外出(特に車によるもの)は避けるようお願いいたします。


4 ブラジル政府や公共交通機関を含む各主要機関の対応等の詳細については、新しい動きがあり次第、追ってお知らせいたします。



となっている。外務省のページから張り付けた。
ただ、私が個人的に思うのは、来週の5月31日が休日となることから、その日まではまず、問題解決はされないだろう。また、軍の介入は許可されたが、もし、軍が動き出したら、国内内戦状態になることは筆致だと思う。
治安の悪化は避けられないし、対外的には『大丈夫』を貫き通すだろうが、私の感触ではブラジル国民のブラジル政府、いままでの横領、政策への不満の解消になるとは思えないのである。その一方で、『働かなければ稼げない』と思いながら生活をしている人たちもいる。その割合が増えていけば、少しはこの国の将来も明るくなっていくのであろうが、現状を分析する限り、そのような明るい未来を築くまでになっていないことは確かである。


とにかく、ガソリンの確保が今の私にとっての急務である。

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