戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2022年01月11日 火曜日 石の上にも三年

【石の上にも三年】


 石は冷たい。でも、その上に三年も座っていれば、ちょっとは、暖かくなる。だから、耐え忍びなさいってこと。


井原西鶴は、


「商人職人によらず、住み慣れたる所をかはるなかれ。石の上にも三年と俗言に言へし」


と書いている。


 このたとえ通り、どんなに苦しくても、三年もに堪えれば道が開けるものである。ダルマ大師のように、5年も10年も座っているうちに悟りは開けても、動けなくなってしまっては困り物。希望につなげるための忍耐なのだから、三年としたのか、ちょっと、疑問。一流大学に入るために浪人してもよいが、三年以上も浪人をするとなると、それはそれで、親のスネをかじられっぱなしで、困り物である。何事もほどほどに…ということだろう。


*********************************


ヒトってすごい。
ブタの心臓をヒトに移植してしまった。
動物の臓器を使って、ヒトが助かるようになった。
動物愛護協会の人は、どうでるだろうか。


ブタの心臓を移植されたのは、David Bennettさん、57歳。


このブタの心臓は、遺伝子操作されたブタの心臓。
慢性的な移植用臓器不足の解消につながるかもしれないが、
動物だったら、倫理は関係ないのだろうか。


ブタの気持ちになって、ちょっと、センチメンタルになってしまった。


でも、ブタみたいっては言われたくないと誰しも思うとも思った。


そんなニュースが世界を走った今日だった。


ポッキーの日より一本少ない、1月11日の出来事であった。

×

非ログインユーザーとして返信する