戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2020年05月21日 木曜日 祝日前倒し…

サンパウロは祝日を前倒し政策を打ち出し、
外出自粛政策の引き締めを試みた。
大失敗に終わった。
Covid-19の感染拡大をものともせず、
ここぞとばかりにレジャーに繰り出すブラジル国民。
サンパウロ市民は、観光地にせっせと足を運び
増々、感染拡大の手助けをしているのである。


一万人に一人が感染するという、一見低く見える数字。
私は、かからないという数字に惑わされ、
ブラジル政府自体、積極的に外出をする政策を打ち出し、
亡くなった方々の数字よりも
治癒した方々の数字を重んじ、
「がんばろう」というボルソナーロ大統領。
大統領自ら、マスクをはずし、抱擁を公衆の面前で行う。
「ただの風邪、5千人死んだからなに(・・?、殺人で亡くなっている人は年間に5万人はいるんだ」と豪語するところは、事態の重大さを国民の犠牲に求める姿勢がありありとしているのである。


本来であれば、ずっと以前に収拾がついていたのに、
ボルソナーロ自ら、墓穴を掘っているブラジルがあるのである。


たんなる健康問題ではなく、軍政に引きずり込もうとする魂胆が見え隠れする
ボルソナーロは日本やアメリカとどこか似ている。

2020年05月18日 月曜日 特効薬…

Cotada para assumir o ministério da Saúde, a médica oncologista e imunologista Nise Yamaguchi voltou a defender o uso da cloroquina para tratar casos de Covid-19. Mesmo sem apresentar provas, ela criticou estudos que mostraram a toxicidade da substância e afirmou que a opinião do presidente Jair Bolsonaro (sem partido) sobre o uso do medicamento se baseia em estudos.


ブラジルのニュースの冒頭部分…


山口さんが保健相になりそうなのはいいが、クロロキーネをCovid-19の特効薬を使うのに賛成なのは困る。研究結果として、Covid-19の治療薬として適していないものを国として採用し、しかも、外出自粛もなくすという。


なんてこった。しかも、ボルソナーロ大統領のCovid-19に感染したかどうかの検査結果は捏造されたという。ほぼ、間違いがないだろう。


世界で4番目に高いCovid-19感染者。死者も群を抜いて多い。この状態で外出自粛を緩めれば、ブラジルの医療機関はもたいない。病院は建っても、医療機器もなければ、医療従事者もいない。はりぼて状態。そこに日系の頓珍漢な人が保健相になろうとしている。なぜ、そこまで、外出自粛を拒み、これだけ、感染がひどくなっていることに目を向けないのだろうか。あっという間にCovid-19による死者が急増するだろう。5千人、死者がでるのに、たったの1週間たらずだった。今度はますます、ひどくなることだろう。

2020年05月14日 木曜日 紫外線…

危険なウィルスを死滅させる最新型の紫外線(UV)ランプ。


 危険なウィルスを殺すといわれる紫外線C波(UVC)。
殺菌、ウィルス対策、かび防止に利用されている。どこにかというと医療機関や食品加工業などの施設。


 ところが、紫外線C波(UVC線)は危険性が高い。皮膚がんや眼疾患を引き起こすので人には使用できないし、居ないところでないと有害になってしまう。


 そんな中、米コロンビア大学(Columbia University)の研究者らの取り組みがある。
この大学の放射線研究センター(Center for Radiological Research)が目をつけたのが「遠紫外線C波」。


 遠紫外線C波の波長は222ナノメートル : 人には無害、ウイルスにとっては有害。


 この円紫外線C波の波長は、人の皮膚や目の表面を貫通できないため、同センターのデービッド・ブレナー(David Brenner)所長は主張する。つまり、従来の紫外線C波のランプでは危険なため、いろんなところに置けなかったが、この遠紫外線C波のランプは、どこにでも置けるというのである。しかも、Covid-19を殺す作用があるため、感染拡大を食い止めることができるというのである。


 このコロンビア大の研究チームは2013年、薬剤耐性菌に対する遠紫外線C波の有効性の調査を開始し、インフルエンザを含むウイルスへの遠紫外線C波の利用、そしてこのパンデミックの主役、新型コロナウイルスを研究対象とした。


  表面に付着した新型コロナウイルスをUVC線が数分以内に死滅させる


 ブレナー所長によると、「3~4週間前」に始めた実験により、表面に付着した新型コロナウイルスをUVC線が数分以内に死滅させることが明らかになっているという。


  人体への影響


 遠紫外線C波が人体に無害であるかどうか。上記の実験と並行して行われ、マウスを使った実験では、遠紫外線C波に人への使用を想定した強度の20倍の強さ


  1日に8時間照射、週に5日間照射

開始から40週が経過し、マウスの目や皮膚を検査したところ、異常は認められなかったと、ブレナー所長は話している。さらに20週間、実験を継続し、安全性の確認をしていくという。


 今後、感染者がせきやくしゃみをした時にどうなるかなど、幅広く遠紫外線C波の実験は続く予定だとしている。特効薬を開発しようとしている中、殺菌する別な角度からの研究の成果に期待したい。


 この研究は、2013年から行われている。もう、7年間の研究が続けられているのである。ちょっとした、考え方や見方を変えることで、視野が広がり、そして世界も広がるのである。人の生きている限り、ウィルスは存在し続ける。ウィルスは、人につきものだから。ウィルスは生き物とは、言えない。なぜなら、生き物の条件を満たしていないからである。そのウィルスを毛嫌いすることなく、ウィルスから守られる環境づくりができることを切望している私がここにいる。


 サンパウロは、近々、ロックダウンするかもしれない。現場の医療機関に携わる人々の甚大なる努力をよそにボルソナーロ大統領の暴言は続くが、早々に収束してほしいものである。


 Covid-19は、政治問題でも経済問題でもない、純粋な健康問題であることを忘れてはならない。中国が、アメリカが、外出が、店を閉めなきゃ…開けなきゃ…という議論の前に最前線で頑張っている人々のことも議論してほしいものである。