2022年10月19日 水曜日 雨
雨がしとしとと降っている。
これは、日本語特有の表現。
雨の音を表現する日本人の良さ…。
それは、日本語を話さない人には、理解が難しい。
話は変わるが、ポルトガル語を話す人が日本語を学習するときに難しい表現がいくつもある。その一つに『見える』と『見る』の違い。
簡単に説明するなら…
① 〇〇が見える。
② 〇〇を見る。
この違いだろう。
②の表現の主語は、誰かである。たとえば、
私が映画を見る。
とするならが、『私』が主語になる。
ところが、①の場合、たとえば、
山が見える。
となれば、『山』が主語となる。
しかも、①の場合、見ようとして見ているのではなく、周りの景色が目に入ってくる状態を『見える』と表現しているのである。②のように、自ら、見ようとしているわけではない。自然に目に映っているときに『見える』を使うのである。
このように、日本語を母国語としない人に日本語を説明するとき、
結構、ややこしい、難しいのである。
昨日、こんなことがあったので、書き留めておいた。