2022年01月14日 金曜日 医者の不養生
【医者(いしゃ)の不養生(ふようじょう)】
養生することが大事というのは、常識。もちろん、医者はそれを患者にいいます。ところが、その医者は忙しくて不養生になっていることが往々にしてあるということから、言行不一致をたとえているのです。
坊主の不信心
儒者の不身持
もおなじ。
英語では…
A good lawyer is a bad neighbour.
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私の母は、女医だった。現役を退いて久しくなるが、この医者の不養生は、身に染みる。医者という職業の厳しさが幼い私にもわかった。母が帰宅しても、近寄らせなかった母。
「汚いんだから、離れてなさい。」
いまのフィジカルディスタンスである。
治療よりも予防が大切だ。これからは、予防医学が重要視されるだろう。
それが、母の口癖だった。
そして、
治せる病気なんて、ごく少数なのよ。
これも、母の口癖だった。
ようは、病気にかからないように日ごろから注意することこそが、
健康の秘訣だ!
という持論を持っていた母なのである。
高齢な母は、ほがらかに車いすに座っている。