戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2021年01月10日 日曜日 Covid-19…

WHO(世界保健機構)では、2020年12月28日に


新型コロナウィルスのパンデミックは深刻だが


「必ずしも大惨事ではない」


とする見解を示しました。これは、たしか、以前にもこのブログで書いたような。


世界の人口は2019年の国連の発表によると、77億人


2020年の年末までの統計では
世界の新型コロナウィルス感染者数 : 8000万人
世界の新型コロナウィルス死者数 : 180万人


つまり…


世界人口の約1%の人が感染し、約0.02%が新型コロナウィルスによって亡くなった。
そして、感染者数の2.25%の人が亡くなるということになる。


決して大惨事ではないが、次に備えてほしいとWHOは警鐘を鳴らした。
果たして、説得力はあるのだろうか。


実際、海外で駐在でいる人の多くの人たちは、自分たちは健康なんだから、かかったところで、自宅で静養すればいい程度にしか考えていない。実は、軽症で済んだ人でも、かなりの人たちが半年以上、新型コロナの症状が続くケースが報告され、その後遺症に悩まされていると研究報告もされている。しかも、亡くなった方々、その遺族の痛みは数字ではかれないということを軽視し、経済優先させる世界的な決定は、「生命」の尊厳という言葉の存在すら危ぶまれているとしか思えないのは、私だけなのだろうか。


次に備えろ…


あの東北地方を襲った津波、だれも備えてなかったわけではない。たまたま、備え以上のものが来たことが大きな災害をもたらしたのである。もちろん、危険な地域に住宅を建てることを許してきたこともまずかった。それにしても、何年に一回くるかこないかわからないものに備えろ…と言われても備える人も企業も少ないのは事実であり、予算をさかないのが一般的である。


使用頻度の少ない薬を研究開発したところで、本当に利益があるかといえば、ない。だから、製薬会社は、血圧の薬、糖尿病の薬の製造には力を入れても、風邪や新型コロナ、まして、正体のわからない恐ろしいウィルスに備えろって言われても、だれが、どの組織が、どうやって、備えるのだろうかと思う。


たった一つ、有効だと思うのは、感染を防ぐために、人体に悪影響を与えない紫外線の研究開発に力を注ぐことだと思う。薬もマスクや人とのスペースの問題は後手になる。人体の外にでれば、ウィルスの生きていられる時間は限られている。その間に死滅させ、第二の感染を防ぐ方がずっと、効果的なのである。そうすることによって、世界的に大失敗に終わった「集団免疫」の獲得への時間が稼げ、予防接種の開発も間に合うのではないかと今回のパンデミックのさなか、思ったのである。


母がいつも、


医者が治せる病気は、ほんの少ししか過ぎない…


という言葉が思い出されるのである。母は、いつも、これからは、「予防」に力を入れないといけないと言い続けてきた。過信する人々への警鐘をずっとしてきた。
体力を落とさないことも大切だが、外出したら、顔も洗いなさい…と言っていた母のことをいつも、忘れられない。

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