米製薬大手ファイザー(Pfizer)
ドイツの製薬ベンチャー
ビオンテック(BioNTech)
共同開発している新型コロナウイルスワクチンについて、米国で緊急使用許可を申請しています。
米製薬大手モデルナ(Moderna)も近々、米国で緊急使用許可を申請します。
■ワクチンの安全性と有効性
ファイザーとビオンテックは、このワクチンで95%の有効性が示されたと発表していますが、米食品医薬品局(FDA)は、ファイザーとビオンテックが行ったワクチン臨床試験(治験)の結果について、直ちに評価をはじめます。
FDAのスティーブン・ハーン(Stephen Hahn)長官によると、ワクチンの承認プロセスに含まれる人は、
感染症や小児科や生物統計学の専門家
業界の代表者
彼らによって構成されるFDAのワクチン諮問委員会の勧告には拘束力がなく、ワクチン承認の最終判断はFDAの科学者らが下すことになります。
■緊急使用許可は年末(・・?
米政府のワクチン開発計画「ワープ・スピード作戦(Operation Warp Speed)」のモンセフ・スラウイ(Moncef Slaoui)氏によれば、FDAは早くて12月半ばまでに緊急使用許可を出す可能性があるものの、世界的な健康危機を受けての条件付き承認となる見通し。
したがって、投与されるのは特定層に制限されることになります。たとえば、最前線で働く医療従事者や介護施設の高齢者らが、最初にワクチンを接種されることになると予想されています。
■輸送開始は12月後半から
ファイザーとビオンテックは、12月後半にはワクチン輸送が開始される可能性があります。ただ、このワクチンは、一般的な冷凍庫の通常温度よりはるかに低いマイナス70度での保管が必要なのがネックになります。
■新しいワクチンが年明けに
モデルナ
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
アストラゼネカ(AstraZeneca)
英オックスフォード大学(University of Oxford)が開発したワクチンが
続々と緊急使用許可が下り、輸送開始される見通しとなっています。
米政府は、来年4月までに十分な量のワクチンを手配し、夏までにより多くの国民に投与して接種率を高めることを目標としています。
■持続性
ワクチンの効果が95%はあるものの、その持続性についてはまだ未知の世界。どのワクチンもその持続性はわからず、WHOのテドロス氏は、ワクチンだけでこのパンデミックは終わらないとしている。マスク、ソーシャルディスタンス、手洗いなどの励行こそが、パンデミックを終わらせるカギとなることを強く主張しているテドロス氏なのである。
ワクチンに希望を見出すことも一つだが、抗体が持続しないとする研究結果もある以上、ワクチンが完成したと喜ぶのは早すぎると思った。
ぬか喜びになりませんように…
ブラジルには黒人差別がないという。
本当(・・?
日本でも、差別のない国と長いこと言われてきた。
なぜ、差別の存在を否定するのだろう。