2017年11月09日 木曜日 大気汚染…
インドの首都ニューデリーで7日に、全学校が休校となった。
実は、世界保健機関(WHO)の安全基準の30倍近sくに達したため、当局などが公衆衛生緊急事態を宣言し、全学校の休校を命じた。
ニューデリー市内は昔の高度経済成長期の日本と変わらない。
米大使館のウェブサイトによれば、同市内における人体に有害な微小粒子状物質「PM2.5」の指数は700を超えている。WTOの安全基準の28倍。
インドの環境汚染規制当局は、今後、悪化すると予想。
インド医師会(Indian Medical Association)は、公衆衛生緊急事態を宣言している。
食い止める運動を繰り広げている。その成果は…
マニッシュ・シソディア(Manish Sisodia)副首相は11月8日にニューデリーの全学校を12日まで休校とするよう命じたことを発表。
ニューデリーの公立・私立学校6000校には、約500万人が通っているという。
WHOは2014年の報告で、ニューデリーの大気汚染は世界で最も深刻だと指摘。
ニューデリー当局はというと、
1.火力発電所を一時的に閉鎖
2.車の通行量も制限する
これらの措置は、期待とはうらはらに効果があがらず、住民の多くは不満が募っている。
大気汚染は、一般的に冬が訪れる前に悪化する。冷たくなった空気の対流がなくなり、汚染物質が地上近くにたまりやすくなるからだ。さて、冬を目の前にしたいま、どんな方策を立てるのか、興味津々である。