戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2017年09月02日 土曜日 私の勤め先…

最近
テレビ局から取材の依頼があった。
結局
私はOKしたが
テレビ局は
私の勤め先が平凡なので
今回はちょっとだって。
私のこのブログに
コメント、書かれてあるから
そこから取材の依頼があったんだけど
でもね
私の生き方は
本当は
そんなに平凡じゃないんだ。
取材は受けたくないけど
入るものは拒まずでOKしたけど
向こうから
断ってきたからよかった。


私の人生を公開したら
みんな泣いちゃうよ。


それくらい
異国の地で生活するって難しんだから。


私は、話題性だけを追うマスメディアに
あんまり好意をしめしてません。


以前、テレビをあまり見ない私は、ドキュメンタリを見たことがある。
そのドキュメンタリは、ヴァッケイロと言って
なんの変哲もない牛を追う爺さんのお話。
そのしわくちゃな爺さんの顔がアップされて
インタビューが続いていた。
彼の人生で何をしてきたのかをインタビューアーは聞いていた。
とつとつと話しを始める爺さん。


「なにって、悪いこと(盗んだり、殺したり…)以外は何でもしてきたよ」ってぼそりと言って絶句した。そして、小さな爺さんの目から大粒の涙が止まらなかった。
それでも、カメラは回しっぱなしだった。


沈黙の時間が続いた。
私は、なんの変哲もない爺さんの人生に感動した。


そのなんの変哲もない爺さんのような人生を私は歩みたいと思った。


あのコメントを書いてくれた人には悪いけど…

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