よく聞かれた。
私の試験問題はどの参考書からとっているんですか？
その答えは
私のオリジナルです。
授業でやったことを問題にしているだけ。
それが、意外と最近の受験問題に類似してるんだ。
よく考えたわけではないけど
子どもたちが引っかかることを
問題にすればいい。
あっという間に難しい問題が出来上がる。
簡単なことなんだ。

いまの人たちは
総合的に物事を考えることが苦手。
教科書の太字を出してください。
そう、子どもたちに言われた。

はい。
出しました。
でも、みんなは、答えられませんでした。
私の教え方が悪い？
社会は覚えるだけでしょ。
教科書、読めば、それでいいんじゃぁ。
ってとぼけるけど
実はね、
物事の経年変化を考えながら理解しないといけないんだ。
つまりね
この事件がいつ、起こりましたって覚えたってだめだってこと。
その事件がどうして起きたのか。
なぜ、そういうことになったのかを考えること。
そうすれば、いいんだって。
そりゃそうだよね、
だって、事件の何か月か前に、そんなことされちゃ、
その事件を起こさなきゃ。
それで、その事件、どうやって解決したんだろうって考えればいい。
そうやって、行くうちに
全ての出来事が網羅されて
いろんな社会の出来事がわかるってこと。
それが、本当の勉強なんだ。

だからね、
本当の勉強をしている人しか、私の試験で高得点は取れないよ。