戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2018年06月27日 水曜日 『あいのり』…

番組『あいのり』が復活して久しい。
新鮮さがいい。


ただ、この『あいのり』を見ていると、日本の急速に起きた『少子化』現象に何らかの歯止めをしたい、解決の糸口を見出したいという番組制作者の願いが見え隠れしているように思う。


日本の就学率は、明治時代に先代の方々の苦労や協力があり、地域社会も一丸となって、飛躍的に向上した。そのとき、男女共学が始まったのである。男子は基本的に寺子屋などを通じて、勉強をしても不思議のなかった時代。女子が勉強したら…


『なにをしているのだ』と怒られた時代があった。


その時代を経て、現在、日本は、男女平等に教育の機会を与えられることになった。
うれしい話である。ところが、このことが『少子化』を促進する原因ともなったのである。女性の社会進出が叫ばれて、久しい。こう、叫ばれるということは、いかに女性の社会進出が難しいかという裏付けになっているといってもよいだろう。


男女平等に教育の機会を与えられ、女子の高学歴化による婚期が出産適齢期を過ぎてしまうという皮肉な結果をもたらした。結婚しなくても自立できる女性が増えたのである。
喜ばしいことだが、家庭を持たずにシングルマザーを目指す女性もでてきた。


『良い』ということがすべて、『良い結果』を生むわけではない。


今後、世界的にもそうであるが、女性の社会進出にともなった、インフラストラクチャーの整備、社会の変化、多様性が一層、求められてくることだろう。


日本人の出生率が『日本人』を絶滅する域に達しているから、国を挙げての政策が急務なのである。

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