戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2017年09月23日 土曜日 自分たちが一番…

民族は一つのグループとするのなら、
日本民族は優秀って
みんなが認める。
でも、
それって、
自民族中心主義につながる。
それがいけないってことじゃない。
自分たちの種族が一番だと自負を誇るのはいい。
でも、それが度を過ぎれば、ファシズムになりかねない。
排他的集団が出来上がるのである。
自分たち以外を認めない。
そういう時代は、世界的に多々見受けられる。


江戸末期から明治にかけての尊王攘夷。
ユダヤ系の人々。
キリスト教の人々。
数え上げたらきりがない。


ちょっと考えれば、良い事ともいえるし、悪いことともいえる。


ナチスの方々も自民族中心主義。
ある意味で日本人も…


自分たちが他の人たちに比べて優秀だと思うことは競争原理が発生する。
競争原理が発生すれば、世の中、進歩しやすい。


世の中が進歩すれば、間違いなく経済発展につながる。
経済が発展すれば、みんなの懐も温かい。


こんなにいいことはない。
だから、あるときには自民族中心主義というのは利用されるのである。


しかも、民族という集団を悪用して世論をつくりあげることもできる。
対抗意識を目覚めさせ、他民族を交わらないようにさせることだってできる。
その反対も可である。


民族意識を政治家たちはうまく利用し、地域紛争をしているのかもしれない。
いまだに絶え間ない地域紛争。


いがみ合いや文化や宗教の違いから起こる紛争。
その紛争を鎮めるために軍が送られる。


だから、軍は今の世の中に必要不可欠となっている。


というわけで、私たちの平和は軍によって守られている。
そして、自分たちはだれよりも優れていると思いながら
他国と競争する。


民族と言わなくても
自国の製品と言ったらどうだろうか。
他国の製品に負けない優れたものを作りたいって思うのが普通。


だから、自民族中心主義って必要なんだ。
でも、行き過ぎはいけないと思った。

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