戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2022年07月26日 火曜日 死刑執行といい、国葬といい…

死刑執行が行われた。
年々、世界は、死刑を反対とする意見が多くなってきている。
人道的な観点からも、人が人を裁き、死をもってつぐなうことの是非が問われるからだろう。残虐な犯罪を犯し、犠牲者がでたとしても、死刑を執行することには躊躇する。


新しい内閣になって、2例目だという。


そして、安倍元首相の国葬が9月に行われる。国民が弔意を表す必要がある。
具体的には、午後から仕事が休みとなる。学校も休みとなるだろう。
戦後、吉田元首相以来、二人目。


この死刑執行といい、国葬といい、日本国民の意識をどこかに集中させようとしているような意図が感じられて仕方がない。すべてが、いい方向ではなく、悪い方向へ進んでいるとしか思えないのである。


最近の若者は、戦争を体験していない。若者の親も体験していない世代も多くなってきている。戦争というより、オンラインゲームで、敵を倒すことは疑似的に体験している世代が大半だろう。攻められたら、攻め返す。それは、オンラインゲームで勝つための手段である。ライフも3つくらいは、与えられ、失敗すれば、チャンスを与えられる。


現実は、そうはいかない。尊い命がロシア、ウクライナをはじめ、失われている。お互い、何の戦いなのか、わからない。ロシアの言いがかりで、ウクライナを攻めることができるなら、日本も攻めらる可能性もあるだろうということは、容易に想像ができる。だったら、備えなければならない。安倍元首相が銃撃により倒れた。その理由は、よくわからない特定の宗教団体への恨みからだったという。それは、恨みというより、作られたシナリオといっても過言ではないと思う。しっくりこない話だからだ。とにもかくにも、その直後に行われた選挙では自民が圧勝。そして、今回、2例目の死刑。9月に行われる国葬。すべてが、急ぎ足で取り決められ、実行されているような気がしてならない。


尊い命を守るためには、やはり、戦う以外に方法はないのだろうか。


日本を含め、世界は、きな臭い方向へ進んでいるとしか思えない昨今である。

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