戦後最後の花婿移民奮戦記

日本に生まれ、異国の地に渡り住んだ私のつたない思いをつづります。

雲のように生きたい…

2022年02月05日 土曜日 急がば回れ

【急(いそ)がば回(まわ)れ】


物事を急いでしたいなら、回り道をしたほうが、安全ですよ、っていう意味。
ショートカットをすると、いいことないよっていうこと。
思わぬアクシデントに見舞われてたり、えー、まじ!っていう予想もしなかったことが起こるかもしれないってこと。世の中、一寸先は闇ですから。


もののふのやばせのわたり近くとも 急がばまはれ勢多(せた)の長橋


琵琶湖を渡るのに やばせの渡しが近道だと思っても、むしろ安全な勢多(せた)の長橋を渡って遠回りして行く方が気持ち的にもいいですね。やばせの渡しは、舟がくつがえってあぶないのです。


More haste, less speed. A short cut is often a wrong cut.
近道は、時に間違った道になる。


Make haste slowly.
ゆっくり急ごう!


The longest way about is the shortest way home.
一番長い回り道こそ、一番の近道である。


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2022年2月3日 23:42 ブラジリア時間


私の高齢な知人が新型コロナ感染症で亡くなった。88歳であった。
三回のワクチン接種済だったが、結局、病にかかり、たったの2週間で命を落としてしまった。ついこの間、米寿の写真を送ってきたばかりの出来事。
無謀にも、普通に外食を続けていた。感染のリスクが高いにも関わらず…


本人、先の短い人生を謳歌したかったのだろう。
外出自粛をよそに ふつうに楽しんで 天に召されてしまった。


きっと、大往生だったのだろう。


このご時世、お通夜も お葬式も あっという間に終わり、 人数制限もある。


感染が毎日、記録を更新しているブラジル。


そんなときに 思わぬ訃報を受け取り、唖然としている私なのである。


BA.2、はびこるなか、


「比較的軽症におわる」という神話を信用しない方がいい。


油断大敵なのである。


過信は禁物である。


WHOもさまざま国の政府機関は、パンデミックの収束の可能性を示唆しているが
私には、どうしても、そうは、思えないのである。


とにかく
私の心にぽっかりと穴が開いてしまったことだけは、間違いがない。

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