【石に漱（くらすす）ぎ流れに枕（まくら）す】

負け惜しみがつよかったり、こじつけたりすること。

中国は晋（しん）の孫楚（そんそ）が世の中から隠退しようとしたときの話。
王済（おうさい）に

「石に漱（くらすす）ぎ流れに枕（まくら）にせんとす。」と言ったそうです。

実はこれ、「流れに漱（くらすす）ぎ石を枕にせんとす。」というはずが、間違って言ってしまったとのこと。

王済（おうさい）が間違ってる！って指摘すると…
孫楚（そんそ）は…

「いやいや、流れに枕するのは俗事を聞いた耳の汚れを洗うため、石に漱（くらすす）ぐ」のは、歯を丈夫にするため。」

とうまく言い逃れたというお話。

実は、この故事から、夏目漱石は、「石に漱（くらすす）ぐ」をもって号としたといいます。

もう一つ、「流石（さすが）」というのもこの故事が由来だそうです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「天気の子」を見た。最近、アニメにはまってる。アマプラで見ている。
海外でも見られるのがいい。
さて、ちょっと、SF的なストーリー。晴れ女の話。憂鬱なニュースばかりの最近。心だけは晴れたいものである。