2017年09月18日 月曜日 自集団中心主義
自集団中心主義、または、自民族中心主義という。
英語で言えば、Ethnocentrism…
自分たちの集団が一番優秀だ!っていう主義。
他の集団は、自分たち以下なんだよーという主義。
こういう主義は、自然発生的に生まれる。
どういうことかといえば、人間だれしも、劣等感だけで生きている人はいない。
もし、いたとすれば、その人はノイローゼだろう。
それよりも、自分のやっていることは正しい。
友だちのやっていることも正しいと思う。
だから、みんな仲間なんだ。
そして、その仲間は、一つの集団を形成するのである。
これは、小さなグループから言えること。例えば、家族、一族もそのうちの一つ。
もちろん、国という大きな単位でも言えること。
じゃ、いいかどうかといえば…
こういった主義がいいとすれば、どんな時だろう。
考えたみたことあるかな。
それが、戦争のときに限らず、野球やバレー、柔道、などなど、スポーツの大会に出場したときのことを考えてみよう。ほかのチームに比べ、自分のチームが強いって
思わないと、試合をする前から負けているのと一緒。
だから、もっと、積極的に優位に立とうと思う。自然なことだ。
私たちは、みんなより強いのよって思う方が戦いやすいし、尻込みもしない。
かといって、仕事をするときは、意外とこういうことが邪魔になる時がある、
たとえば、チームワーク。小さな集団では、いい。
でも、集団が大きくなればなるほど、我々のほうが…いいに決まってるじゃないかとなり、小競り合いが絶えなくなる。これでは、チームワークもあったものではない。
もっとよく考えれば
優越感のなかに、自信を植え付けて
苦境を乗り切るためにはいい。
ただ、相手に勝った、勝った、あー良かった。
というのも、あまり、いただけない。
さー、あなたは、自民族集団の中にいますか。